100年メダカ 第四章 〜めだかの館のブログ〜

元祖 改良メダカ専門店 めだかの館のブログです!100年続くメダカ文化を目指して、日々の日記(メダカに関することから関係ないことまで色々)を更新します!メダカ好きな方必見です!

メダカカタログNo.5(2006年)の挨拶より


当店で発刊しているメダカカタログのあいさつ文を紹介します。
2006年(幹之作出の2年前)当時、どのような出来事があったか、ご参考になれば幸いです。



ダルマメダカと出会い、純黒(ピュアブラック)の発見より、私はメダカにとりつかれました。以来、盆栽業そっちのけで、日本メダカの改良に取り組み、7年が経とうとしています。


地球上の魚の中で、一番研究され、宇宙にまで行ったメダカ。清流、故郷の風景、子供時代を思い起こさせるメダカ。日本人に古くから親しまれている魚の一つがメダカです。


江戸時代に緋メダカが発見され、その後、白(ビンク)の発見へと続きます。私がメダカと出会った頃は、白、青、黄、茶など数種類の色彩でした。当店で交配を繰り返しているうち、
純黒(ピュアブラック)、純青(スカイブルー)、黄金、琥珀、朱(楊貴妃)、銀色(シルバー)などの新色を発見しました。当店で作出したメダカに限り、上記のようなニックネームを付け、現在固定化を進めています。


昨年(2005年)は、楊貴妃(朱赤)の普通種を販売し、楊貴妃のホタル、ホタルダルマ、セルフィンなどは今春販売。今年は、銀河(シルパーメダカ)の販売をしました。


私は、外来種などとの交配は考えず、純日本産メダカだけの交配で新種作りを進めています。メダカの体色、体型、ヒレの変化などを考えると、新種作りには、無限の可能性があると思います。その可能性を追い求め、日々、新たなメダカ作りに取り組んでいます。


一匹の珍品種の発見より、そのメダカを固定するには、2〜4年かかります。固定化されたメダカに限り、当店では、血統書のような品種保証書を付けることを進めています。


当店で誕生・育成されたメダカは、自然界の魚、熱帯魚、田、沼、池などで大量生産されたメダカと違い、小さな器で育っています。そのため、人を恐れず、人の足音が聞こえると、餌を求めて寄ってきます。


手のひらですくえるほど、人に馴れているメダカもいます。その愛らしさは何とも言えません。私は、日本で愛好されてきた錦鯉、金魚の仲間入りが出来るようなメダカを追い求めています。


夢は「100年」愛されるメダカ作りです。


今後とも、皆様方のご協力を得て、楽しくメダカの新種作りを発展させたいと思っています。


No.5より 平成18年4月
めだかの館 大場幸雄



今後も、過去のカタログ情報をネットに掲載予定です。
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