品種分類案2-12 半透明鱗(オーロラ)
改良メダカ品種分類案」の各形質や補足について説明しているページです。
本日は「半透明鱗(オーロラ)」です。
半透明鱗
◆由来・概要
普通鱗と透明鱗の中間の表現で,透明感のある体色のメダカです。
半透明鱗を見た目で判別する明確な基準はありませんが,
普通鱗,半透明鱗,透明鱗を見比べることで,
半透明鱗特有の透明感のある体色を目視で確実に判別できることから,
形質の一つとして分類しています。
◆特徴
普通鱗と透明鱗の中間の表現で,透明感のある体色である
◆形質補足
なし
◆類似した形質
透明鱗と同様,半透明鱗も複数の特徴を有しています。
その一つに,黄色素胞が部分的に発現することが挙げられます。
この特徴を白体色で表現することで,
白体色に部分的に黄色素胞が発現する2色メダカ(紅白メダカ)が作出されました。
前述の透明鱗による2色メダカと半透明鱗による2色メダカは
作出経緯や2色の表現機構が異なります。
透明鱗性の2色は,基本体色である朱赤の色が抜けることで白色を表現しています。
半透明鱗性の2色は,基本体色が白で,黄色素胞が部分的に発現することで2色を表現しています。
◆参考資料
普通鱗と透明鱗のちょうど中間に位置する表現である。また,各鱗片が黒色に縁取られる特徴がある。
(メダカ品種図鑑p92-94 :(株)ピーシーズ,2018年3月刊)
「改良メダカ品種分類案」はこちら↓↓↓
http://jma-medaka.jp/pdf/1saishinhinnsyubunnrui.pdf
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※本ブログは、改良メダカ品種分類案の普及を目的として、日本メダカ協会の許可を得て写真や文章を掲載しています。
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