品種分類案2-13 アルビノ
「改良メダカ品種分類案」の各形質や補足について説明しているページです。
本日からは目の変化についての形質を説明していきます。
まずは「アルビノ」についての説明です。
アルビノ
◆由来・概要
メラニン合成が行われないため,目は血液の色が赤く透けて見えるメダカです。
体色は,白系,ピンク系,黄系,オレンジ系(朱赤系)のみに限定され,青系や茶系など黒色素胞の含む体色になることはありません。
◆特徴
・目が赤く透けて見える。
◆形質補足
ルビーアイ
微量のメラニン色素を持ち,赤黒い目をしているのですが,
チェンジカラーのように角度によっての色の変化はありません。
チェンジカラー
微量のメラニン色素をもち,
角度によって目の色が赤から黒へと変化する特徴のメダカです。
◆類似した形質
・なし
◆参考資料
・黒色素胞,黄色素胞を全く持たないもので,大きく分けて次の3つの型がある。
①眼は血液の色が透けて見えるため赤い,完全なアルビノ表現型
②眼の色が赤ワイン色を示す,疑似アルビノ表現型がある。
(全訂増補版メダカ学全書p548~550:岩松鷹司著,大学教育出版,2018年7月刊)
この型は「ブドウ眼」や「ルビーアイ」とも呼ばれている。
③黒色素胞,黄色素胞に加え,虹色素胞や白色素胞を持たないため,体内の組織・器官が透けて見えるシースルー(透明)メダカと呼ばれている。
(全訂増補版メダカ学全p488~489:岩松鷹司著,大学教育出版,2018年7月刊)
以前のアルビノの体色は白基調であったが,最近では黄色や黄色みの強いものまで見られるようになった。
(メダカ百華vol.1,p50:(株)ピーシーズ,2018年12月刊)
「改良メダカ品種分類案」はこちら↓↓↓
http://jma-medaka.jp/pdf/1saishinhinnsyubunnrui.pdf
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※本ブログは、改良メダカ品種分類案の普及を目的として、日本メダカ協会の許可を得て写真や文章を掲載しています。
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