品種分類案3-3 オーロラと半透明鱗と非透明鱗の違い
オーロラと半透明鱗と非透明鱗は,
その関係性が複雑で誤認が多いことから,それぞれの違いの見解について説明します。
オーロラと半透明鱗の関係性は昨日のブログに書いたとおりです。
繰り返すと,
「オーロラ形質=半透明鱗」でありますが
「オーロラ系統=半透明鱗」とは限りません。
非透明鱗とオーロラの関係ですが,
非透明鱗形質はオーロラ系統から出現した
という説が改良メダカ界の通説となっています。
つまり,この説が正しければ
オーロラ系統の中から非透明鱗形質を有する個体が出現した
ということになります。
しかし,先にも述べた通り系統と形質は座標軸が異なるため,
両者をイコールで結ぶことはできません。
※オーロラ系統≠非透明鱗形質
したがって,その関係性は以下のようになります。
・ オーロラ系統の中から非透明鱗形質を持つ個体が出現し
その個体から産まれた個体群が非透明鱗系統である。
・ オーロラ形質(=半透明鱗)と非透明鱗形質は全く異なる
・ オーロラ系統の中に非透明鱗形質を有する個体が産まれる可能性はある
・ 非透明鱗系統の中にオーロラ形質を有する個体が産まれる可能性はある
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http://jma-medaka.jp/pdf/1saishinhinnsyubunnrui.pdf
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※本ブログは、改良メダカ品種分類案の普及を目的として、日本メダカ協会の許可を得て写真や文章を掲載しています。
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