めだかドリームその2〜蛍の里〜
こんにちは村長です
めだか村のすぐそばには、清流が流れている
めだか村の周りには民家がないため
夜になると辺りは真っ暗になる
めだか村は、蛍が住むにはもってこいの場所なのである
40年前のめだか村には蛍がいた
しかし寂しいことに
ここのところ全く姿を見かけなくなった
私はめだか村に蛍を呼び戻そうと
15年前から蛍の餌であるカワニナを集めて水路にまき、蛍の幼虫を手にいれて放流しはじめた
(↑カワニナ)
その年、10匹とんだー!といっては大騒ぎし
その翌年、20匹とんだー!といって大喜びした
我が家から蛍が観察できるとは
なんとまぁ、贅沢な体験だろうか
蛍とめだかは、よく似合う組み合わせだ
どちらも昔から日本にいる
風情のある生き物達だ
この地に蛍の乱舞が見れたらと思い
私は毎年カワニナを放流している
3年前であろうか
その年はたくさんの蛍が見れた
約50ほどの綺麗な小さい光が
庭でピカピカと輝いているのは、なんとも幻想的で素晴らしいものであった
私は長年の努力が実を結び、夢が叶ったと大喜びした
しかしその翌日
昨日までいた蛍達が皆、一斉に姿を消してしまったのだ
これは仕方のないことでもあるのだが
蛍は草がないと生きていけない
私にはどうしてあげることもできない事情があったのだ
15年間かけて増やした蛍たちは、悲しいことに全滅してしまった
しかし私は諦めない
めだか村に蛍を乱舞させたい
地域の住民や、地域の子供たちとともに、蛍を増やす活動をしたい
そんなことも、私は考えている
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