品種分類案2-14 スモールアイ
「改良メダカ品種分類案」の各形質や補足について説明しているページです。
本日は「スモールアイ」についての説明です。
スモールアイ
◆由来・概要
・黒目の部分が著しく萎縮して視力が弱いため,背地反応による体色の変化が少ない特徴のメダカです。
2001年に大場幸雄氏によってピュアブラックメダカ(ブラックスモールアイ)が作出され,現在の改良メダカの原点となるメダカ達と交配させていることから,どの改良メダカからもスモールアイが産まれる可能性があります。
◆特徴
・黒目の部分が小さく,背地反応しにくい
◆形質補足
・なし
◆類似した形質
片目スモールアイ
片目スモールアイとは目の片方がスモールアイ,もう片方が普通目のメダカです。けして可愛いメダカではないですが,スモールアイを作出する上で片目スモールアイの持つ遺伝子は重要です。下の写真は同じメダカを両方から撮った写真を掲載しています。
◆参考資料
黒目の部分が著しく萎縮したもので,視力が非常に弱いため保護色機能(背地反応)が弱く, 濃い体色をしている場合が多い。現在では多くの体色や体型のメダカでスモールアイが見られるようになっている。
(メダカ品種図鑑p140~141:(株)ピーシーズ,2018年3月刊)
様々なスモールアイメダカについては、こちらをご覧ください。
「改良メダカ品種分類案」はこちら↓↓↓
http://jma-medaka.jp/pdf/1saishinhinnsyubunnrui.pdf
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※本ブログは、改良メダカ品種分類案の普及を目的として、日本メダカ協会の許可を得て写真や文章を掲載しています。
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