品種分類案2-10 ピンク
「改良メダカ品種分類案」の各形質や補足について説明しているページです。
本日は体色の「ピンク」です。
◆由来・概要
朱赤体色のメダカに白色素胞が発達するci遺伝子が作用することでピンク色の体色を表現したメダカです。ヒレに朱赤体色の名残がある個体が多く,黄色ではなく朱赤に近い色をしています。
◆特徴
・体色がピンクである
◆形質補足
・なし
◆類似した形質
・白体色とピンク体色に明確な判別基準はなく,ピンクっぽい白体色や,白っぽいピンク体色が存在します。
見分けるポイントとして,ヒレの色を見ます。
ピンク体色は朱赤体色の名残があり,ヒレが朱赤に近い色をしています。
白体色はヒレに色がのることはなく,クリーム体色のヒレは朱赤色ではなく黄色をしているため,体ではなくヒレの色を見ることでピンク体色の判別が出来ます。
◆参考資料
淡いピンク色の体色をしたメダカで,朱赤体色に黄色素胞の発達が抑制される遺伝子が作用 したものであることが多い,雌雄によってピンク色から黄橙色と色合いに差がある。
(メダカ品種図鑑p30:(株)ピーシーズ,2018年3月刊)
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