文献調査 メダカの標準和名
紹介する文献
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https://www.jstage.jst.go.jp/article/nl2008jsce/46/169/46_23/_pdf/-char/ja
日本のメダカの分類と標準和名について
小林 牧人 1、北川 忠生 (2 1 国際基督教大学、2 近畿大学農学部)
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元々「ニホンメダカ」と呼ばれていたものが
「ミナミメダカ」「キタノメダカ」という標準和名に変更されたのが2013年。
当店も、「改良メダカは純日本産の観賞魚」ということにこだわりを持っていたので
ニホンメダカというワードを何度も使っていました。
学術の世界には疎いとはいえ、最近の動向を知っておくことは重要かと感じています。
なお、この中で筆者が提唱しているヒメダカの立ち位置についてが興味深いです。
筆者が提案する記載は以下の 3 つの分け方である。「キタノメダカ」、「ミナミメダカ」、「ヒメダカ」。
前二者は標準和名で野生のメダカあるいは野生系統のメダカを用いた場合にこのような表記をすることになる。なお「ヒメダカ」は標準和名ではなく、ミナミメダカを由来とした体色変異個体の「品種名」である。
一般的にイヌといわれているペット生物は大陸オオカミの一亜種とされ、イエイヌが亜種名となり、プードルやチワワが品種名であるのと同じ関係である。厳密に言えばヒメダカは「ミナミメダカ Oryzias latipesの体色変異品種」と記載すべきであるが、これでは長くて煩わしいので、「ヒメダカ Oryzias latipes」あるいは「orangered variety of medaka, Oryzias latipes」とするのがよいと思われる。
引用 https://www.jstage.jst.go.jp/article/nl2008jsce/46/169/46_23/_pdf/-char/ja
亜種名、品種名をイヌで例えています。
改良メダカの世界でも、皆さんがわかりやすく、初心者が入りやすい「名前ルール」が必要ですよね。
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