100年メダカ 第四章 〜めだかの館のブログ〜

元祖 改良メダカ専門店 めだかの館のブログです!100年続くメダカ文化を目指して、日々の日記(メダカに関することから関係ないことまで色々)を更新します!メダカ好きな方必見です!

「北辻ヒレロング」② 

※「北辻ヒレロング」①は下のバナーをご覧ください。


前回の続きです。


北辻ヒレロングが送られてきて、約3週間が経過しました。


順調に産卵し、あとは孵化を待つだけです。


◆北辻ヒレロングの写真◆

撮影者:山本健二





※作出者:山本健二さんとの雑談※


タカ
北辻ヒレロングって、オスとメスが見分けにくくないですか?


山本さん
そうなんです。
オスの背ビレの切れ目がこのメダカにはないことが多いんですよ。
メスのしりビレもオスみたいに四角になるし。


タカ
どうやって見分けるんです?


山本さん
オスの方が見分けやすく、特徴があります。
背ビレやしりビレの縦の長さが通常より長くなりやすいです。



初期のメスを発見したときの苦労を改めて知りました。。汗





◆北辻ヒレロングを当店に送った想い◆


山本さんに北辻ヒレロングを当店に送っていただいた想いを聞きました。



自分はメダカ屋をしています。

その中で変わったメダカを作ることが出来ました。


全国のメダカ愛好家の方々にこのメダカを知ってほしい。


全国の有名なメダカ屋の中で、めだかの館が一番良いと思った。


理由は、メダカ書籍の発刊や、全国品評会の開催をしていることです。


そのことから、オフィシャルに新品種のことを紹介してくれると思い、電話しました。


メダカの年表に自分の名前が記載され、歴史に残るのが願いです。



大変嬉しいお言葉をいただいたと同時に、重大な責任があると改めて思いました。
山本さん、しっかりと紹介させていただきます!




◆当店の想い◆


近年、新しいメダカが続々と産まれています。


しかし現状は、誰がいつ作ったメダカなんて記録は残っていません


これは意外とおそろしいことです。


自分が作った新品種でも、数年程度で違う人が作ったように歴史が歪曲されることも実際に起っています。


当店では、新品種がいつ誰が作出したのかを記録するために、メダカ年表を20年前から作り続けています。


山本さんのお名前も、今年の新品種の作出者として掲載します。


ここ約5年の間に全国で新品種が続々と発表されてきました。


すべての新品種の真実を知るのは難しく、また同じ想いを持った皆様のご協力が必要だと考えています。


なので当店では新品種を掲載する基準として以下のルールを設けています。


  • 作出者の方と実際に話す

  (「あの人が作ったんだよ」等の又聞きではなく、直接お話をします。)

  • 新品種の実物をペアで送ってもらう
  • 実際に採卵し、固定率を確認する


上記の内容を持って、メダカ年表への掲載を検討しています。


上記の内容を行う理由は後日、ブログでご紹介します。


当店の想い、また出来ることは、
皆様が送っていただいたメダカを全国の愛好家の方々に正確な情報としてご紹介することです。


新品種ではなくても、今年は皆様から送っていただいたメダカの紹介ページを作りますので、送ってみようと思っている方はお気軽にお問い合わせください。