透明鱗、オーロラで表現の幅が広がった
ここ数年でメダカの品種が大幅に増えた。
去年出版した「改良メダカ大図鑑」の掲載数が620品種。
今年出版する「2022年度改良メダカ大図鑑」の掲載数は774品種。
かなり増えてます。
ただ1年間で124品種増えた訳ではない。
このメダカって載せてたかな~。。載ってない!?
そんなことを繰り返し、毎年パズルのピースを埋めるように過去に作出されたメダカもすべて掲載しています。
『多色』のメダカが作出され、改良メダカの表現の幅は大きく広がった。
代表品種は「透明鱗三色」。
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透明鱗三色 更紗(白朱赤透明鱗斑)とは 改良メダカWEB図鑑No.0165 | 白朱赤 | 改良メダカweb図鑑
基本体色は朱赤で、色抜け、飛白などと呼ばれる「部分的に色が抜ける」表現を利用して、白と朱赤の2色を表現している。
そこに斑(黒)を加え、三色となる。
「部分的に色が抜ける」表現を出すために必要なのは「透明鱗」。
▲透明鱗三色
もう一つの『多色』表現の代表品種は、灯。
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灯(あかり)とは 改良メダカWEB図鑑No.0242 | メダカの品種, 黄白 | 改良メダカweb図鑑
基本体色は白で、「部分的に黄色素胞がのる」表現を利用して、白を黄色の2色を表現している。
「部分的に黄色素胞がのる」表現を出すのに必要なのが「半透明鱗(オーロラ)」。
近年の多色のメダカは、この「黄色素胞が部分的にのる」表現を利用している品種が多い。
雲州三色(非透明鱗三色)、女雛(オレンジ黒オーロラ)、黄桜(白黄ラメ)などなど。
▲女雛(オレンジ黒オーロラ)
▲黄桜
▲雲州三色(非透明鱗三色)
「部分的に黄色素胞がのる」ということが、出れだけ表現の幅を広げているかが分かる。
作出された方々のインスピレーションと探究心が本当にすごい。
タカでした~
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