品種分類案2-6 黄金
「改良メダカ品種分類案」の各形質や補足について説明しているページです。
本日は体色の「黄金」です。
◆由来・概要
2001年にめだかの館で作出された全身が黄金色をしたメダカです。
野生メダカ(茶メダカ)から薄黄金色の個体を発見し,累代繁殖させ固定化した品種です。黄金色がとても美しいメダカで,作出から時間の経過した現在も非常に人気があります。
体色の維持が難しく,薄くなれば茶色,濃くなると琥珀色となるため,累代繁殖するためには厳密な選別が必要です。
◆特徴
・体色が黄金である
◆形質補足
・なし
◆類似した形質
黄体色と黄金体色の明確な違いは黒色素胞の有無です。
黄体色は黒色素胞がないため,黒水槽でも黒色が出ません。
黄金体色は,黄色素と黒色素がほどよく混ざることで黄金色を表現しているため,黒水槽では背地反応により黒色が発現します。
◆参考資料
2001年に「めだかの館」が作出した品種。体色には黄金色と薄黄金色の2タイプが存在する。黄色素胞と黒色素胞がほどよく混ざり合ったものが黄金と呼ばれている。
(メダカ品種図鑑p31:(株)ピーシーズ,2018年3月刊)
「改良メダカ品種分類案」はこちら↓↓↓
http://jma-medaka.jp/pdf/1saishinhinnsyubunnrui.pdf
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※本ブログは、改良メダカ品種分類案の普及を目的として、日本メダカ協会の許可を得て写真や文章を掲載しています。
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