100年メダカ 第四章 〜めだかの館のブログ〜

元祖 改良メダカ専門店 めだかの館のブログです!100年続くメダカ文化を目指して、日々の日記(メダカに関することから関係ないことまで色々)を更新します!メダカ好きな方必見です!

朝日新聞に掲載されました! 7月27日

 広島県廿日市市の山中で、メダカを飼育販売する専門店を営みながら、60以上の新種を生みだしてきた。「メダカの魅力を発信し続け、100年先も続く『文化』にしたい」と話す。


 大場さんを一躍有名にしたのは、2004年に発表した「楊貴妃メダカ」だ。全身が濃い赤色で、観賞用のメダカブームの火付け役となった。その後も色や形が従来と異なる新種を次々と発表した。


 約2千坪の敷地に設けた大小様々な建物内に水槽を並べて「300種類ほど、数十万匹」を育てている。インターネットなどで全国のファンに販売している。「メダカはペットボトルでも飼えるし、あえて『嫌い』という人もいない。だから3世代で楽しめる魚なんです」と笑う。


 メダカに興味を持ったのは40代半ばと遅かった。10代後半は車に熱中し、愛車のマツダ・カペラを乗り回した。20代前半で「さつきの花にほれた」と盆栽職人の道へ。埼玉県で修業し、現在の店の場所に盆栽屋を開いた。


 転機は職人になって20年目のある日。盆栽のそばの水だめでメダカを飼っていたら、客から「売ってほしい」と頼まれた。珍しい品種だったため、その後も飼育していたが、ある晩にすべて死んでしまった。ここでスイッチが入った。「これはなめたらいかんな」


 生活は一変した。メダカは午前3時ごろ産卵するため、起床は午前0時。その後もエサやりなどで約3時間おきに世話をする。現在まで20年以上この生活を続け、「メダカしかやりたいことがない」と情熱を語る。


 2008年に日本メダカ協会を設立し、後進の育成にも力を入れる。まだ定めのない「国魚」にメダカが選ばれる日を実現するのが夢だ。(比嘉展玖)


 廿日市市出身。2人の息子と、同市宮内でメダカを飼育販売する「めだかの館」(0120・967・424)を運営。毎月第1日曜日には店で「メダカ市」を開催している。


https://www.asahi.com/articles/ASP7V7R0BP6XPITB011.html
朝日新聞DIGITALより引用