ヒカリメダカのルーツ ~tomo様のブログより~
先日、tomo様のブログより
東大のめだかの講義ビデオがあることを知り
拝聴いたしました。
東大講義ビデオはこちら↓
東京大学 Todai OCW 学術俯瞰講義
Copyright 2013,武田洋幸
とても興味深い内容ですので、
ぜひみなさんご覧になってみてください!!
(お時間のない方は1:05~1:10の5分間だけでも是非!)
ご紹介いただきましたtomo様!本当にありがとうございます!!
・・・
さて、本講義(1:05頃)でも触れていますが
我々の言う、ヒカリメダカは、もともとは
1960年代に富田英夫先生(名古屋大学)が
名古屋市近郊の水田で採取されたのがはじまりです。
教科書的には
Da(Double anal fin)変異体メダカ
と呼ばれているようです。
この辺の研究領域は、めだかの館はあまり知らないので・・・・
このDa変異体は、研究材料として
現在も脈々と飼育が続いているようなのですが
この系統と、市場に流通している改良メダカのヒカリメダカが
「まったく同じ遺伝子」
を持っている、とのことです(1:05~1:10あたり)。
つまり
富田先生が発見したDa変異体は研究機関でしか飼育されていなかったが
何かの形で市場に流通し
現在の改良メダカのヒカリメダカに至る
という事の様です。
・・・
さてさて、それではヒカリメダカはどこから流通したのでしょうか??
残念ながら、当店はその流れを知ってはおりません。
・・・が、月刊アクアライフ2010.6月号には下記のような記載があります。
しかし、大半の変わりメダカは、1990年以降、広島大学から教材配布として一般社会に紹介されたことを主なきっかけとして、実験室内だけでしたれていた突然変異が広く飼育繁殖されるようになり、現在に至っている。
月刊アクアライフ第32巻6号 p51 株式会社エムピージェー より引用
このことから、教材配布としての流通がスタートだったのかもしれませんね。
詳しくご存知の方、ぜひ教えてください!!
また、1998年頃から改良メダカを飼育し始めた村長によれば
ワシがメダカを始めた当時、福山の方ではすでにシロメダカが流行っていた。つまり、1990年の初めから、改良メダカが盛んであったのではないか?
1998年ごろ、市場で入手可能だったヒカリメダカは
茶ヒカリ(野生メダカの体色)と黄ヒカリ(緋メダカの体色)の2種類。
共に価格は5,000円/匹。
その後ほどなくして、青のヒカリメダカを初めて目の当たりにし、
とても興奮したことを鮮明に覚えている。
入手したヒカリメダカを基に様々な体色及びダルマ体型と組み合わせて、新品種の作出と固定化を図っていった。
とのことです。
青ヒカリが貴重だった時代、今ではなかなか考えられませんね・・・
でも、このようにあったことをキチンと文章や電子データに残しておくことも
100年メダカにとっては大切な事かな~とも思います。
もしかしたら、過去の村長ブログのどこかに記載があるのかもしれませんが
スタッフの私でもすべてを確認しているわけではないので・・・
もし!
どなかた、どこかに情報の記載があったよ~
などの情報をお持ちでしたら、教えていただければ幸いです!
以上、本日はtomo様のブログより
ヒカリメダカのルーツの話を少し紹介いたしました!
tomo様、ありがとうございました!!
追記
当店は研究機関から突然変異メダカを提供いただいたことはなく、
当時市場で入手可能だったメダカと野生メダカから
当店発表のすべての新種改良メダカを作出いたしましたことを
追記しておきます。
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