100年メダカ 第四章 〜めだかの館のブログ〜

元祖 改良メダカ専門店 めだかの館のブログです!100年続くメダカ文化を目指して、日々の日記(メダカに関することから関係ないことまで色々)を更新します!メダカ好きな方必見です!

100年メダカの軌跡-5/5 ~改良メダカの20年を振り返る~

本文は、「最新メダカ型録2019」より転載しています。



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2020年は、100年メダカ提唱21年目にあたります。


ここまでの改良メダカの軌跡、そして私大場幸雄の軌跡について


2019カタログにまとめたものを紹介いたします。


熱意ある人にはチャンスを与える~100年メダカの軌跡⑩~


メダカは熱意さえあれば誰でも新種作出のチャンスがある。


真剣に取り組む方にはこちらも真剣になる。



2010年頃だったか、男子中学生がお店にふらっと立ち寄った。


話してみると、魚が好きでお店に来たとの事。


交配などもやってみたいが、なかなかお金も場所もないから、こうして鑑賞しに来ている、との事。



「よし、それならお店の一部を自由に使っていいから好きにやってみなさい。」



こうして少年は当店の一角を使って、好きな交配を楽しんだ。


コーナーには、やがて名前がついた。


お客さんも興味を示し始めた。



このようにして産まれたのが、様々な品種を生み出したラメメダカの元祖


「星河(青ラメ幹之)」



である。

青ラメ幹之「星河」は、当時高校生であった和田氏が作出した。後に作出される様々なラメメダカに影響を与えたメダカ。



年齢や経験で相手の力量を判断する事は、メダカ界にとって損失である。



熱意ある方には、チャンスを提供する、



それがメダカ界の発展に繋がると信じている。



和文化との調和~100年メダカの軌跡⑪~


メダカだけではなく、


メダカを通して幅広い楽しみ方ができる方が楽しい


そう考えメダカと他の楽しみ方を組み合わせてきた。



一つは和文化の飾り付けである。

日本メダカ協会山陰支部展示会より


日本の魚らしく、和の飾り付けとの相性は抜群である。


観賞魚というと水槽で鑑賞し、いわゆるアクアリウム的なイメージがあるかと思うが、ぜひ一度和飾りの中を遊泳する改良メダカをご覧いただきたい。


日本メダカ協会山陰支部展示会より


まさに和の心の世界を体現し、日本人の心に染み渡る趣味であると言える。


同時に、これこそ世界中で日本人しか作り上げることのできない芸術文化であること確信している。



アクアリウム人口は多く、その魅力も多彩ではあるが、当店は和文化との調和の魅力を発信し続けている。



 2018年からは川柳とのコラボレーションも開始した。メダカを通じて日々思ったことを川柳にする。


一見、メダカとは関係が無いように思われるかもしれない。


しかし、私は改良メダカの門戸は広く開かれるべきだと考えている。


たとえば、川柳に興味を持った人がメダカを始めるかもしれない。


メダとを川柳が繋がっていれば、どちらのファンにもなりうる可能性を秘めている。



もちろん、なんでも組み合わせればいいのではない。


私見ではあるが


調和がとれている


という感覚があれば


両者の親和性は高く、相補的な役割を果たせている


と考えている。



大切なのは、遊び心。



当店のロゴにも


「遊び心 より豊かに」


を掲げている。



真剣に取り組みことも大切だが、長く続く文化として残すには、


なによりメダカの趣味を楽しむことが肝要である。



これからについて


このように書くと様々なことをやってきたなと思うが、


これらは決して一人の力では達成されたのではなく、


メダカ熱を持った愛好家やプロの協力があってのことである。



まずはそこに深く感謝を申し上げたい。


そして、これから先100年メダカを達成するには、


これまで以上にメダカ熱のある愛好家やプロが必要である。




当時から考えれば信じられない程、改良メダカの品種や愛好家の数は増えた。


各地で展示会や即売会が開催されるようになった。


しかし、業界としての動きは、
日本メダカ協会設立の頃と比較すると近年やや停滞気味だと感じる。



オリンピックイヤーである2020年に向け、


日本が誇る新しい文化として改良メダカを発信すべく、


恥ずかしくないものを作り上げていかなければならない。




先にも述べたが、私は一般や常識は好きではない。


本来なら協会などとは距離を置きたがる人種である。



しかし、芸術にはルールや型などの秩序が必要である。


業界として、最低限のルール作りをして、


浸透させることが100年メダカに繋がると信じる。



そのために、また新しい活動を行う予定である。



100年メダカ達成のためには、今まで以上の方の協力が必要である。


この夢に賛同いただける方は、ぜひ当店までご連絡ください。




ともにつくりましょう、めだか文化。



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