品種分類案4-6 背地反応なし
「改良メダカ品種分類案」の共通補足について説明しているページです。
本日は「背地反応(はいちはんのう)なし」についての説明です。
背地反応(はいちはんのう)なし
◆由来・概要
白水槽でも体色が変わらない特徴のメダカです。
メダカは背地反応するため,白水槽では体色が薄くなります。
特に黒色素胞が関与する品種はこの影響を受けやすく,白水槽では黒体色は灰色になり,斑やブラックリムは柄が消えます。
現在では背地反応しない黒体色のメダカが作出され,白水槽でも黒体色を維持できます。
背地反応しない黄色素胞を持つ個体が作出されれば,色が落ちない朱赤体色の作出が可能となります。
◆特徴
・白水槽でも体色が変わらない
◆形質補足
・なし
◆類似した形質
・なし
◆参考資料
・なし
背地反応なしを活かしたメダカ
▲オロチ
品種名:ブラックメダカ
補足事項:共通補足(背地反応なし)
2016年に谷國昌博氏によって作出された全身真っ黒のメダカです。
オロチが作出前のブラック体色も背地反応はせず、白い容器でも黒い体色を維持しますが、オロチはそれが特に顕著で、なおかつ体色が真っ黒です。
「改良メダカ品種分類案」はこちら↓↓↓
http://jma-medaka.jp/pdf/1saishinhinnsyubunnrui.pdf
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※本ブログは、改良メダカ品種分類案の普及を目的として、日本メダカ協会の許可を得て写真や文章を掲載しています。
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