品種分類案2-29 メラー
「改良メダカ品種分類案」の各形質や補足について説明しているページです。
本日は「メラー」についての説明です。
メラー
◆由来・概要
・2013年に大場幸雄氏が作出した,各ヒレが複数枚に分かれるメダカです。鰭膜の成長が途中でとまり,複数枚に分かれるヒレを発現しています。発見された当初は尾ビレのみにメラーが発現していましたが,累代することですべてのヒレにメラーの特徴がある個体を作出することに成功しました。軟条の成長が途中で止まる個体がいますが,通常のヒレの大きさまで伸長するのが優良な個体とされています。
◆特徴
・鰭膜が欠如し,各ヒレが複数枚になる
◆形質補足
・なし
◆類似した形質
・スワローのページにまとめました。
◆参考資料
2013年に「めだかの館」で突然現れたヒレ変化を持つメダカで,最初から複数の品種で現れた。
ヒレの軟条と軟条をつなぐ鰭膜の発達がところどころ止まり,ヒレの軟条だけが伸長する特徴がある。
(メダカ品種図鑑p161:(株)ピーシーズ,2018年3月刊)
◆メラーの特徴を生かしたメダカ
▲東天光メラー(朱赤メラーヒカリ)
▲黄透明鱗メラーヒカリ
▲雷神ヒカリダルマ(黄メラーヒカリダルマ)
メラーメダカはめだかの館で特に力を入れているメダカです。
「改良メダカ品種分類案」はこちら↓↓↓
http://jma-medaka.jp/pdf/1saishinhinnsyubunnrui.pdf
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※本ブログは、改良メダカ品種分類案の普及を目的として、日本メダカ協会の許可を得て写真や文章を掲載しています。
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