100年メダカ 第四章 〜めだかの館のブログ〜

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品種分類案2-28 マルコ(背ビレ無し)

「改良メダカ品種分類案」の各形質や補足について説明しているページです。


本日は「マルコ」についての説明です。


マルコ(背ビレ無し)


◆由来・概要
・背ビレのないメダカです。2011年に小暮武氏によって作出され,近年固定率も高くなってきました。背ビレが無くなったことで,最も恩恵を受けた品種は体外光です。体外光の背中の光は,背ビレを境に途切れていましたが,体外光とマルコの形質を組み合わせることで途切れることのない一筋の光を発現する品種(流星)の作出に成功しました。


◆特徴
・背ビレがない


◆形質補足
・なし


◆類似した形質
・なし


◆参考資料

埼玉県の小暮武氏が発見,固定を進めた背ビレが欠如したメダカで,2011年に「赤色らんちゅうメダカ」として紹介された。


(メダカ品種図鑑p160 :(株)ピーシーズ,2018年3月刊)


◆マルコの特徴を生かしたメダカ「流星」について

「流星(りゅうせい)」とは、背ビレのない青体色の幹之メダカです。


  神奈川県の中里氏によって作出された品種で、背ビレ無しメダカと幹之メダカとの交配で作出されました。交配に使用した背ビレ無しメダカの体色が黄色だったため、作出に困難を極めたそうです。


  背ビレが無いことで、体外光(幹之の背中にある光)が途切れることのない一筋の光となり、体外光の魅力をさらに高める結果となりました。中里氏はそれらを想定した上で交配を始めたそうで、一筋の光を流れ星の見立て、ニックネーム「流星」と名づけられたそうです。


▲流星(青体外光マルコ)


▲背ビレが無いため、体外光が途切れることなく一直線に伸びている



▲青幹之(青体外光)


▲背ビレのところで、体外光の光が途切れてしまう




「改良メダカ品種分類案」はこちら↓↓↓
http://jma-medaka.jp/pdf/1saishinhinnsyubunnrui.pdf





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※本ブログは、改良メダカ品種分類案の普及を目的として、日本メダカ協会の許可を得て写真や文章を掲載しています。