品種分類案2-23 腹膜光、(青、オレンジ、多色)
「改良メダカ品種分類案」の各形質や補足について説明しているページです。
本日は「腹膜光」についての説明です。
腹膜光(ふくまくこう)
◆由来・概要
・体内の腹膜部に光が発現するメダカです。透明鱗性,半透明鱗性の個体に発現します。透明鱗性,半透明鱗性の独特な透明感の影響で,体内光より鮮やかな光を有しています。
透明鱗性を除くメダカには,もともと腹膜を覆うように虹色素胞があるため,銀色に見えます。この虹色素胞と腹膜光は別物と考えられており,腹膜光は腹膜を覆っておらず,光の層が横向きの板状に発現しているため,上見からしか光を確認できません。光の色は全身体内光と同じく,1色とは言いがたいグラデーションカラーをしており,青色や緑色,オレンジ色など様々な色をしています。
◆特徴
・腹膜部に鮮やかな光が発現する
・透明鱗性である。
◆形質補足
・全身体内光と同じく,腹膜光の光の色は青色やオレンジ色など様々です。刺激を与えることで光の色が青からオレンジになることもありますが,分類するときには平静な状態の色で判断します。
オレンジ
多色
青
◆類似した形質
・体内光のページにまとめました。
◆参考資料
・なし
「改良メダカ品種分類案」はこちら↓↓↓
http://jma-medaka.jp/pdf/1saishinhinnsyubunnrui.pdf
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※本ブログは、改良メダカ品種分類案の普及を目的として、日本メダカ協会の許可を得て写真や文章を掲載しています。
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