100年メダカ 第四章 〜めだかの館のブログ〜

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品種分類案2-22 全身体内光

「改良メダカ品種分類案」の各形質や補足について説明しているページです。


本日は「全身体内光」についての説明です。



全身(ぜんしん)体内光(たいないこう)


◆由来・概要
・体内のほぼ全域,またはまばらに光が発現するメダカです。透明鱗性,半透明鱗性の個体に発現します。透明鱗性,半透明鱗性の独特な透明感の影響で,体内光より鮮やかな光を有しています。光の発現する位置に決まりがなく,まばらに光る個体や,体一面に光を有する個体もいます。光の色は1色とは言いがたいグラデーションカラーをしており,青色や緑色,オレンジ色など様々な色をしています。体内光と同じく,光の層が横向きの板状に発現しているため,上見からしか光を確認できません。


◆特徴
・体内の所々に,鮮やかな光がある。
・透明鱗性である。


◆形質補足


多色


光の色が多色になる全身体内光です。全身体内光の多くは,光の色が多色になります。光の色は青色,緑色,オレンジ色など様々です。




◆類似した形質
・体内光のページにまとめました。


◆参考資料

通常,体内光はグアニン層の輝きは内臓より後ろ,体の後半部に見えるが,それが腹膜の上 や胸ビレ基部,エラブタ付近までグアニン層が分布する個体が見られるようになり,全身が光って見えることから,「全身体内光」と名付けられた。グアニン層の輝き方は満遍なく光るものから,鱗状に輝くなど,バリエーションがあり,色合いも黄色から薄いオレンジ色がかった ものまで見られる。

(メダカ品種図鑑p60~61:(株)ピーシーズ,2018年3月刊)




「改良メダカ品種分類案」はこちら↓↓↓
http://jma-medaka.jp/pdf/1saishinhinnsyubunnrui.pdf





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※本ブログは、改良メダカ品種分類案の普及を目的として、日本メダカ協会の許可を得て写真や文章を掲載しています。