品種分類案0-9 ~形質による品種命名によるメリット②~
前回の内容は
形質による品種命名による
デメリットは情緒が無い事
メリットは品種名から特徴が判別できることです。
ということでした。
今回も引き続き、形質による品種命名によるメリットを解説します。
■初心者でも特徴を把握しやすい
毎度おなじみの楊貴妃ですが、改良メダカの全く知らない人に
「楊貴妃メダカ」
と
「朱赤メダカ」
と伝えたとき、どちらの方が生体をイメージしやすいでしょうか?
おそらく、色が入っている「朱赤メダカ」の方が
「たぶん赤いメダカなんだろうな~」
とイメージしてもらいやすいかと思います。
この理由の一つとして、
形質名を決める際には
直感的にイメージの付きやすいもの
とするよう努めてきたため、という経緯があります。
体色はもちろん、
目の変化についても
「目前」「出目」「スモールアイ」「ビッグアイ」など
目が前にあるんだな~、目が出てるんだな~。目が小さい(大きい)んだな~
と想像しやすいような形質名をつけてきました。
▲目前メダカ
▲目前メダカ
ヒレ変化については、形質をうまく表現する言葉が無いため
グッピーのヒレ変化を参考に形質名を決めてきました。
初心者にはわかりにくいかもしれませんが、熱帯魚の経験者ならある程度伝わるかと思います。
このように、直感的にわかりやすい形質名を組み合わせているため
改良メダカを始める人でも簡単に特徴を把握できるのが
形質による品種名の良いところです。
4/1発表の改良メダカ品種分類案では
形質名をさらにわかりやすくするために再整理してあります。
前回の記事とまとめると
形質による品種命名によるメリットは
①品種名から特徴が判別できること
②初心者でも特徴を把握しやすい
です。
次回が、品種分類案発表前の最後の投稿になりそうです。
発表後は、品種分類案の解説を進めて行きたいと思います。
明日は、品種名とニックネームの関係について解説します。
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